私は自分に自信がなく育ちました。
どうしたら自信があって自己肯定感の高い子どもに育てることができますか?
そもそも根拠のない自信ってどういうものですか?
- 自分に自信のある人・ない人の違い
- 根拠のない自信ってなに?根拠のある自信との違い
- 根拠のない自信ってどこから生まれるの?
- 根拠のない自信の育て方
- 根拠のない自信と潜在意識の関係
- 自己肯定感と根拠のない自信がワンセットな理由
今回は、このような疑問にお答えします。
この記事を読むことで、子どもの自己肯定感を育むのに必要な“根拠のない自信”の重要性がわかります。
そしてこの先、失敗や挫折を味わったりすることになっても「なんとかなる」「自分は大丈夫」と乗り越えていくために子どもの自信を大きく育てることができますよ。
自分に自信のある人・ない人の違い
- 成功体験が多い
- 認められて育った
- 上手く行った体験の積み重ねがある
- 自己肯定感が高い
- 積極的
- 「やる気」「明るさ」」に満ち溢れている
- 好奇心やワクワク、「楽しそう」と思える感覚がある
- 失敗したことを責められる環境にいた
- 否定されて育った
- 失敗を重ねて恐怖感がある
- 自己肯定感が低い
- 消極的
- 新しいことやチャレンジが苦手
- 不安や心配がよぎる
根拠のない自信とは?根拠のある自信との違い
同じことに取り組むにしても自信がない状態で取り組むのと自信がある状態で取り組むのとでは得られる結果に違いが出てきますよね。
自信には、“根拠のある自信”と”根拠のない自信”があります。
根拠のある自信とは、「〇〇があるから自信がある」という前提です。
「〇〇がなくなった時に自信を喪失」してしまいます。
一方、根拠のない自信が持てると何事にも前向きに取り組めますし何をやってもうまくいくように思えます。
たとえ、失敗したとしても「なんとかなる!」と思えたり「きっとサポートが入るだろう」と思える楽観さにも似た感覚があります。
私は自分の子育ての中でこの根拠のない自信が生み出すミラクルを何度も目の当たりにしてきました。
たとえば、
娘の幼稚園の時の跳び箱、運動会のかけっこ、バレエの発表会。
中学受験や演劇部での発表。
息子にしても、中学受験、大学受験
大学の部活でのチャレンジや取り組み、キャプテンの抜擢。大きな大会での優勝。
わが家の子どもたちは心から自分を信じて生きています。
親の私が羨ましくなるくらい溢れるほどの根拠のない自信を持っています。
「オレ、自分大好きだから!」「オレ、自己肯定感高いから!」「私、いつもいいようになるから」ってサラッと話します。
そんな風にポジティブでいられることで良い循環が生まれ、それにつられる様にさらに根拠のある自信も育っていくのです。
根拠のない自信ってどこから生まれるの?
自信のなさは、過去の失敗や経験不足、他人との比較、自己否定、自己肯定感の低さから生まれます。
自分に自信がある人は自分に対する信頼があります。
「自分はなにがあっても大丈夫」
「自分はなんとかなる」
「自分は愛されている」
「絶対うまくいく」
そんな自分を信頼する思いがあります。
そして、根拠のない自信は幼少期から作られることが多いといわれています。
きちんとはっきりとした根拠や理由があるわけではないけれど、なぜだか自分はそうなんだ!という自信があるのです。
それは、きっと自分でも気づいていない奥底の潜在意識の部分で根付いているものなのでしょう。
潜在意識
https://www.weblio.jp/content/潜在意識
根拠のない自信の育て方
自信には根拠のある自信と根拠のない自信があります。
根拠のある自信は、子ども自身の努力で身につけていくもの。
根拠のない自信は、親から与えてもらう自信です。
何かができるから愛されるとか認めてもらえるとかは関係なくありません。
「そのまま、ありのままの自分で愛されるし認めてもらえる」という経験をしていくことで根拠のない自信を育てていくことができます。
根拠のない自信は、親が子どもを100%無条件に愛して信じて受け入れることで育ちます。
そして、これは自己肯定感の基盤になるものです。
親から愛情をいっぱい受けて育った子どもは「自分は愛されている」「自分は大切な存在だ」という自己肯定感。
それにプラスして、親は何があってもどんな時でも「自分を受け入れてくれる」という安心感を持つことができます。
この2つがあることで失敗を恐れず新しいことに次々とチャレンジする勇気や好奇心が生まれるのです。
親であれば、わが子のことは大事ですし、もちろん愛していますよね。
でもときに、この気持ちが子どもに伝わらないことがあります。
実は私もそうでした。
今、親になってみて「ものすごく愛されていた、大事にされていた」と、わかることがたくさんあります。
親になるまでは親の愛情に気づけないこともあるのです。
またそれは、子どもの受け止めかたやそのキャパシティが未熟だったということも考えられます。
他にも、親側の愛情表現の仕方がいまひとつ子どもに伝わりにくいものであったり実感しにくいものだった、ということもあります。
それが、親子の愛情のすれ違いになり親子関係を難しくしてしまっているのかもしれません。
根拠のない自信と潜在意識の関係
潜在意識とは、普段意識していない意識のことをいいます。
でも、この潜在意識はなんと私たちの意識の95%を占めています。
私たちが普段、考えたり覚えたりして使っている意識はたったの5%なんです。
潜在意識
https://www.weblio.jp/content/潜在意識
ざっくりいうと、潜在意識は習慣・癖・思い込み・当たり前に思ったり感じていることなどに関わっています。
トイレ、歯磨き、洗顔・・・これらを特別に意識してやっていませんよね。
自転車の乗り方も特別意識しなくてもすんなり乗ることができますよね。
気合を入れて「さあ、まずはサドルに跨ってペダルに足を置いて漕ぐぞ」「乗れなかったらどうしよう・・・」とはならないと思います。
特に考えなくても「自転車に乗れて当たり前」と思い込んでいますし自然と体が動き、その行動をします。
これは、すでに潜在意識に組み込まれているからなんですよね。
実は根拠のない自信も潜在意識の一つです。
例えば、
「私、なぜかわからないけど〇〇ができる」ってことはありませんか?
「私、なぜかわからないけど運がいいんです」
「私、なぜかわからないけど、友達には恵まれるんです」
「私、なぜかわからないけど、いつもなんとかなっちゃうんです」
みたいなもの、あなたにもありませんか?
「なぜ?」って聞かれても「いつもそうだから・・・」に行き着く感覚。
そして忘れてならないのが、この潜在意識はポジティブなことにもネガティブなことにも有効ということ。
ですので、ぜひポジティブなことに活かしていきましょう。
「自分は愛されている」
「自分は守られている」
「自分はいつも上手くいく」
「自分は大切な存在だ」
そうやって、根拠のない自信が潜在意識に刷り込まれていれば自己肯定感は自然と育まれるということです。
ただ、潜在意識に刷り込むには、1度や2度では刷り込まれません。
だから、子どもを育てていく過程で親が何度も子どもが安心するような言葉がけや態度を示すこと。
そうすることで、子どもの潜在意識に根拠のない自信が自然と刷り込まれていくのです。
ダメ出しで自己肯定感を下げる刷り込みではなく、自己肯定感を上げる自信につながる刷り込みをしてあげたいものですね。
まとめ:自己肯定感と根拠のない自信がワンセットな理由
これから成長していく中でたくさんの試練や挫折、困難がありますよね。
思うようにいかなかったり凹んだりすることもたくさんあるでしょう。
そんなとき子どもにとって、
「何があっても自分を守ってくれるのは親なんだ」
「親は自分の味方だ」
「失敗したって受けとめてくれる」
そんな安心感や信頼があるかどうか?
そんな風に親のことを信じきっているかどうか。
それがある子どもは何があっても臆することなく自信を持って自分らしくたくましく生きていくことができます。
「自分はなんとかなる」「自分は大丈夫」と困難を乗り越えていくために子どもの自信を大きく育てておくことが大切です。
わが子が自信を持って自分らしく生きるために必要な自己肯定感。
そのベースとなるのは”根拠のない自信”です。
だから、自己肯定感と根拠のない自信はかけ離すことはできません。
そしてその根拠のない自信を育むのに、幼少期からの親の関わりが大きく影響するのです。
親はわが子に目一杯の愛情を注ぎ、子どもに居場所や安心感、信頼を感じさせること。
「自分はなんとかなる」「自分は大丈夫」と困難を乗り越えていくために子どもの自信を大きく育てておくこと。
わが子が自信を持って自分らしく生きるために必要不可欠なもの。
今回の内容が少しでもあなたの子育ての気づきになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント