子どもの気持ちに寄り添える親になりたいな
子どもから信頼されるようになるにはどうしたらいいですか?
親子のコミュニケーションを上手くとれるようになりたいな
- 親子に「信頼関係」がものすごく大事な理由
- 信頼関係を深めるコミュニケーション
- 信頼関係を潰してしまうコミュニケーション
- 上手なコミュニケーションのとり方のポイント
- 子どもの気持ちがわかり信頼されるママになるために心がけたいこと
今回はこのような疑問にお答えします。
この記事を読むことで、親子にとって「信頼関係」の大切さがわかります。
そして、信頼関係を深めるコミュニケーションの方法を知ることで子どもの気持ちに寄り添うことができて信頼されるママになれますよ。
親子の「信頼」って?
親子の信頼とは、親の立場からの信頼と子どもの立場からの信頼、2通りの信頼があります。
親の立場からの信頼
親の立場からの信頼は、
子どもを無条件に絶対的に信じていること。
子どもを一人の人間として見守る。
すべてを受け入れる。
というものです。
「ピグマリオン効果」という言葉を知っていますか?
ピグマリオン効果:人は期待されたように育つ、成果を出す。
Wikipedia
親が子どものことをどう思っているかによってその思い通りに育つということ。
だから親は子どもの存在そのもの、潜在能力を無条件に信じることが大切なのです。
私は、わが子に対してこの思いをとても強く持っていました。
「この子なら絶対大丈夫」
「この子ならやれる!」
日常的にほぼ無意識レベルで思っていましたが、特に受験であったり何かプレッシャーを感じるような場面のときなどは強く意識をしていました。
また、子ども本人にも「あなたなら大丈夫だよ」「どんな結果でもいいよ」「落ち着いてベストを尽くしておいで」
そんな風に声をかけていました。
プレッシャーをかけるでもなく、緊張をほぐすように「あなたを信じてるしどんな結果でもお母さんはあなたのことを受け入れるよ」
そんな空気を漂わせました。
子どもの立場からの信頼
一方、子どもの立場からの信頼は、
親はなにがあっても自分のことをわかってくれる、一番の味方でいてくれるという安心感を子どもが根拠のない自信として感じていること。
これが本当に大切です。
親は絶対に自分のことを守ってくれる!
自分のことを信じてくれている!
このような気持ちが子どもの心の根底にあること。
そう根拠なく思っている子どもは伸び伸びと強くたくましく生きていくことができます。
親子に「信頼関係」が必要な2つの理由
① 子どもをサポートすることができる
子どもが親を信頼していることで、自分の望みや悩み事、困った事などを話せる“拠り所”を用意しておくことができます。
親と子、どちらにとってもこの”拠り所”があることでより良い方向へナビゲートできたり仕切り直しが可能な機会が得られます。
一旦、立ち戻ることができたり見直す時間や場所、タイミングを持つことができます。
② 子ども本来の力を発揮できる
子どもが親を信頼していることで、子どもは親が味方で安全な場所があるという安心感を持っています。
その安心感があることで、好きなこと・やりたいことにチャレンジし多くの上手くいった経験と上手くいかなかった経験を重ねていきます。
そんな経験をもとに子ども本来の個性をグングン伸ばし才能を開花させることにつながっていくのです。
信頼関係を潰してしまうコミュニケーション
- 子どもの話しを遮る(最後まで聴かない)
- 親の時代と比べる
- まわりの子どもと比べる
- 子ども扱いして都合よくごまかす
- 大したことではないと軽くあしらう
- 上から目線、強制的な態度で接する
- 命令・否定・批判・ジャッジをする
信頼関係を深める7つのコミュニケーション
- 子どもの話しを最後まで聴く
- 親の時代と比べない
- まわりの子どもと比べない
- 命令・否定・強制・ジャッジをしない
- 一人の人間としてみている
- 頭ごなしに叱らない
- 日常の挨拶をしている
① 子どもの話しを最後まで聴く
子どもが話しかけてきたら話しを遮らないで最後まで聴いてあげましょう。
忙しくて時間がないときに「あとでね」と言ったのならきちんとあとで聴く時間をとってあげることが大切です。
子どもは話しを聴いてもらえないことが続くと「どうせ聴いてくれないから・・・」と判断していつしか話しをしてくれなくなってしまいます。
子どもの話しを最後まで聴くということは子育てのベースです。
ぜひ、子どもの話しを聞いて子どもを受けとめてあげましょう。
② 親の時代と比べない
今は時代の移り変わりがとても速いです。
ひと昔前の常識は今は非常識レベルということが多々あります。
特に私のように昭和の時代をどっぷり生きてきた親はそのまた親の教えの影響を思いっきり受けているわけです。
考え方、捉え方、環境は令和の時代とはまるで違います。
もちろん、大切に引き継いでいくべきことがあるのは事実です。
しかし、今にそぐわない不必要な考えや捉え方は手放していく必要があると思っています。
その当時、常識で当たり前で普通だったことが当然のように今も通用する、その通り、という捉え方を私たち親はあらためて見直してみることが大切です。
③ まわりの子どもと比べない
これは、お友達だけでなく兄弟・姉妹も同じです。
子どもには各々個性があります。
誰一人として同じ人間は存在しません。
まわりと比べて優劣をつけるのではなく、その子その子の良さ、持ち味をみとめて受け入れる子育てをしたいものです。
④ 命令・否定・強制・ジャッジをしない
命令・否定・強制・ジャッジ、これらは子どもに上から決めつけ感、押さえつけ感を与えます。
このような扱いを受け続けると子どもは親の顔色をうかがったり萎縮してしまいます。
伸び伸びとした本来の子どもらしさを失ってしまいかねません。
ぜひ、子どもには安心感を与え伸び伸びと育てたいものですね。
⑤ 一人の人間としてみている
確かにまだ未熟な子どもではあるけれど自分の気持ちや考え、思いを持っています。
つい、親の所有物のように扱ってしまいがちですが、一個人、一人間として接することが大切です。
これは、子どものことを尊重するということにもつながってきます。
⑥ 頭ごなしに叱らない
つい、いきなり叱ってしまうことってありませんか?
そういうときは、お母さんの不機嫌なタイミングが重なっていたりするのかもしれません。
ほかには、お母さんの決めつけ(勘違い)が入っていることもよくあります。
ひとつ目の「子どもの話しを最後まで聴く」にも関連しますが、よくよく話しを聞いたら怒ることではなかったとか子どもには子どもの考えや思いがあってそういう行動に出ていたなんてことはよくあります。
いきなりガツンと言う前に一呼吸置いて子どもの言い分を聞くことがひとつ。
あとは、怒りをあらわにしたり叱る代わりにお母さんの思いを言ってみることも効果的です。
たとえば「お母さん、こんな風にされると悲しいな・残念だな」のようなイメージです。
自分の言い分や思いを一切聞かれずにいつも頭ごなしに叱られると子どもは親に憎しみや反抗心を抱きます。
最初からできなくても大丈夫!
ぜひ、お母さんの気持ちを話したり子どもの話しを聞くことを取り入れてみましょう。
⑦ 日常の挨拶をしている
普段から、「おはよう」「おやすみなさい」「ありがとう」といった挨拶や会話をするということです。
これがいちばん自然で簡単な親子のコミュニケーションかもしれませんね。
その場で機嫌や体調がわかりますし、普段と様子が違うことなども察知しやすいです。
このように挨拶なら長い会話をしなくても簡単に子どもの様子(体調・表情・顔色・機嫌・悩みなど)がわかリます。
親子の信頼を深めるだけでなく挨拶はこれから先、生きて行くのになくてはならない大切なコミュニケーションです。
上手なコミュニケーションのとり方のポイント
- 言葉以外のコミュニケーションもしている(手をとる・ハグ・肩を寄せる・膝に乗せるなど)
- 「ありがとう」「ごめんね」を言う
- 急かさない
- みとめる
- 尊重する
- 普段から他愛のない会話をする
- 大人も自分の話しをする
- 親も子どもに相談する
まとめ
子どもとの信頼関係を深めるには、コミュニケーションが大切ということをご紹介しました。
できることなら上手なコミュニケーションがとれるといいですよね。
そして、上手なコミュニケーション方法とともに「子どもの気持ちがわかる親」でありたいもの。
ご紹介したコミュニケーションの際に、ぜひこちらも意識してみてください。
子どもの気持ちは大人のペースや感情だけではわかりません。
子どもと目線を合わせて(しゃがんで)笑顔で穏やかにゆっくり。
わかりやすい言葉で落ち着いてやさしく話すと子どもはわかります。
そうすると、子どもは自分の気持ちを安心して話してくれるようになりますよ。
今日の内容が少しでもあなたの子育ての気づきやヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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