子育てに上手・下手ってありますか?
子育てに自信がなくなってきました。
子育て上手なママは何を意識してますか?
- 「上手な子育て」ってどんな子育てのこと?
- 子育てが上手な人の特徴
- 子育てで大切な「バランス」7つのポイント
- 7つの「バランス」の解説
今回はこのような疑問にお答えします。
この記事を読むことで、「上手な子育て」に必要な7つのバランスがわかります。
そして、7つのバランスを実践することで自信のない子育てから子育て上手なママになることができますよ。
「上手な子育て」とは?
子育ての目標・ゴールは自立です。
親がいなくても1人で自立し生きていけるように子どもを育てること。
自分のことが自分でできるようにし最終的には社会のなかで働き収入を得、経済的にも親から自立して自分の人生を歩んでいけるようにすること。
その「自立」というゴールに向かって子どものやる気や可能性、才能を引き出せる子育てをしていくことが「上手な子育て」になります。
そのために親が心がけたいこととして、たとえば、
- ポジティブな言動をする
- 話しを聴く
- 共感する
- 尊重する
- 比べない
- 過程を褒める
- 好きなことをやらせる
- 無条件に愛し信じ見守る
- 親も成長する
などがあります。
子育て上手な人の特徴
子育て上手なお母さんの特徴・・・
それは、
締める所とゆるめるところの
バランスのいい人
次の章では何においてバランスがいいのかを説明します。
大切な「バランス」7つのポイント
- 叱る場面・許容する場面
- 手を貸すとき・見守るとき
- お母さんとして・自分(わたし)として
- 過干渉・放置(ほったらかし)
- 母性の強さと質の強・弱/良・悪
- 親目線・子ども目線
- 距離感が近い・遠い
7つのバランスを解説
叱る場面・許容する場面
できることならあまり叱りたくはないですよね。
でも、生きていくうえでのマナーやルール、危険なことなど必ず教えなければならないこと、場合によっては叱らなくてはいけないことが生じます。
そのときに、きちんと叱って子どもにその叱られた意味を理解させる必要があります。
ただ言い方として、子どもに「ダメ!」「何をしてるの」と感情的に叱らず「こういうことをしたら他の人に迷惑がかかるでしょ。だからやったらダメよ」というように諭すように話すことが大切です。
一方、許容する場面とは叱ることもできるかもしれないけれど、あえて叱らなくても済む場合です。
これは身の危険といった重大なこと以外に限ります。
たとえば、子どもが少々痛みを伴うような経験や気まずい経験を成長のためにあえてさせてみる、それをゆるす、ということです。
もしかしたら親の心が少し痛むことがあるかもしれません。
でも、それを承知の上で人の気持ちに気づけたり何かしら成長につながるような場合はあえてやらせてみたり体験させてみましょう。
どこまで叱ってどこまでゆるすのか?の判断基準の線引きはなかなか難しいかもしれません。
ですが、叱りすぎやゆるすぎに偏ってしまわないようにお母さんはできるだけ状況を見極めていきたいものですね。
手を貸すとき・見守るとき
たとえば、子どもが何かに取り組んだときに子どもなりに今の力でやれるところまでやった、これ以上はちょっと厳しいかも・・・少し手助けしてもらえたらなんとかできるかも?
そのような場合は手を貸してあげるタイミングです。
一方、見守るとき・・・
たとえばハサミを使い慣れていなくて危なっかしくて見ていられないようなとき・・・
つい、「危ないからやめなさい」と言ってしまいそうになるところをヒヤヒヤしながらも使わせてみる。
おぼつかない作業でも自分で使いこなせるようになるための体験、自分で工夫する経験を与えるために手を貸したくなるところをグッとこらえて見守る。
お母さんが手伝えばすぐにできるけどあえて子どもにあくせくしてもらうのです。
あと少しでできそうなら手を貸さずに見守ります。
そこで自分で「やれた!できた!」というできる体験をすることで、子どもは自分に自信が持てるようになります。
また次も自分でやってみようと思えます。
このように手を貸すときと見守るときのバランスが取れると子どもは自ら行動していくようになるのですよ。
お母さんとして・自分(わたし)として
お母さんとしての役割や立場に縛られる必要はありませんが、少なからずお母さんとしての役割は発生しますよね。
たとえば、食事の支度や洗濯などの家事、子どものお世話などが当てはまります。
とはいえ、これらすべてをお母さん一人でやらなければいけないことはありません。
疲れていたり忙しかったりするなら手抜きをしてもいいです。
自分の気が向かないときはお惣菜を買ってきたり何かサービスを利用してもいいわけです。
ただ、頑張り屋のお母さんはそれを自分に許しません。
何かに頼るとか甘えるとか休むことができないんですよね。
以前の私もそうでした。
何かに頼る、人に甘える、自分を休ませることに罪悪感を覚えます。
できている人からしたら理解できないかもしれません。
でも、頑張り屋、完璧主義の人はそんな傾向があるのです。
だから、お母さんとしてと自分(わたし)のバランスをとる必要があります。
でないと、いつも自分を後まわしにしてしまい自分を大切にできなくなるからです。
自分に我慢ばかりさせているとその不満はもれなく子育てにも影響します。
イライラ子育てで子育ての悩みが尽きなくなるのです。
だから、お母さんではあるけれど、自分(わたし)も大切にしてこの2つのバランスをとることがものすごく大切です。
過干渉・ほったらかし
過干渉とは子どもの意思表示の前に先回りをしてお母さんがなんでもやってしまうこと。
手も出すし口も出す。
「これがいいよね」「〜したいでしょ」と無意識下の誘導をしがちです。
そうすると、子どもは素直に意思表示ができなくなってしまいます。
さらに子どもの意欲を削いでしまうことにもつながります。
子どもが自分で決めるという経験のチャンスを親は奪ってしまわないように注意しましょう。
一方のほったらかしは、子どもに無関心であったり将来自立できる子どもに育てるために必要なしつけやルールの教えや導きを欠いているものです。
子どもを野放し、好き勝手し放題にしてしまいます。
過干渉でもなくほったらかしでもない良い加減(いい加減)を見つけたいですね。
母性の強さと質の強弱・良し悪し
母性とは、女性のもつ母親としての性質。母親として、自分の子供を守り育てようとする本能的特質。「―本能」「―保護」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/母性/
母性が強すぎると盲目になりやすく過干渉にもなりがちです。
「子どものため」が最優先で子どもしか見えなくなってしまいます。
子どものことを気遣うことはとても素晴らしいことですが、心配や不安に支配されてしまうのは本末転倒です。
母性の強さは大きくても構いませんがそこから派生する言動がいき過ぎてしまわないようにしたいものですね。
親目線・子ども目線
これは親の視点ばかりだけでなく、ときには子どもの視点からも見てみることが大切ということです。
親目線ばかりでいると親の”良かれ”につながってしまいやすくなります。
子どもの本音にしてみたら実は迷惑なことであったり、かえって子どもの成長を妨げることをしてしまうこともあります。
ときに子どもの目線で見てみることも大切ですね。
心と体の距離感が近い・遠い
子どもとの“距離感”を意識したことはありますか?
距離感には体と心の2つがあります。
体の距離感とは主に手を貸す行為、直接のサポートのことをいいます。
距離感が近ければ頻繁に手を貸している状態になります。
距離感が遠ければ、見守っている状態が多くなります。
ただし、これは子どもの年齢や成長度合いによって変わります。
ですので、手を貸す体の距離感はその子その子に合わせて変化させていきましょう。
もうひとつの心の距離感は、信頼ともいえます。
いざというときは助けるけど、それ以外は信じて見守るというような親子の信頼関係が土台にある状態。
距離が近ければ、いつも気にしている感じ。
距離が離れていれば、時々気にかけるような感じ。
体と心、どちらも距離感のバランスはとても大切です。
まとめ
「上手な子育て」とは7つのバランスを取れるようになることで叶えることができます。
まずは、お母さん自身のバランスをとること。
そして、場面ごとのサポートや親子の信頼関係がベースにあることを前提にしていくことで自信のない子育てがいつの間にか親も子も幸せになる「上手な子育て」ができるようになりますよ。
今回の内容が少しでもあなたの子育ての気づきやヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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